英国型変異株の拡大とまん延防止重点措置およびワクチン接種#1
◼ 大阪、兵庫で拡大した英国型変異株は、感染力の相対的強さから、東京など他地域にも拡散すると予想される。
◼ 4月12日に大阪、神戸、京都、東京の人口密集地域に出されたまん延防止重点措置が、人々の行動に1月の緊急事態宣言と同様の効果があると想定。
◼ 一般へのワクチン接種を4月26日から1日あたり人口の 0.3%の速度で開始。接種しない人の割合を 30% と想定。
◼ まん延防止重点措置を 30日間、45日間、60日間、75日間とった場合、英国型変異株の東京での拡大が 4月1日、8日、15日に始まった場合の、合計12通りの組み合わせについてシミュレーションを実施。
◼ 下の図は大阪の陽性判明者数の推移に適合するようパラメータを調整したシミュレーション。40回の平均推移。
→ 変異株の感染力は1.5倍。 シミュレーションはエージェント数64万の場合。実人口規模ではピークが高くかつ遅れる点に注意。
英国型変異株の拡大とまん延防止重点措置およびワクチン接種#1
■ ワクチン接種、4月26日から、接種速度 0.3%/日、接種率 70%、優先順位ランダムの場合。
英国型変異株の拡大とまん延防止重点措置およびワクチン接種#1
感染力の強い変異株の拡大がある場合、
1月の緊急事態宣言と同じレベルの行動制限では、30日で十分な抑制は見込めない。
→より強い制限要請、長期の制限、あるいは、より速やかなワクチン接種が必要。