設定
■東京都における分析
■2022年2月から6か月かけて「コロナ危機前の人流・社会経済活動」に回復
■「行動変容」、「モデルで考慮されていない要素の働き」がある特定の週に始まると仮定
■ケースA:2月第3週から新規陽性者数減少開始
■ケースB:3月第1週から新規陽性者数減少開始
■ケースC:3月第3週から新規陽性者数減少開始
■デルタ株・オミクロン株の基本再生産数: 3.75、2回接種のオミクロン株に対する感染予防効果: デルタ株の50%
■ワクチン3回目接種
■2月:50万本/週、3月:70万本/週、4月:50万本、以降徐々にペース減少
■最終3回目接種率=総人口の60%、二本目接種者の90・70%(高齢者・高齢者以外)
■詳細は次ページ参照
■3本目ワクチンの感染予防効果:85%
■季節性:Sine関数を利用して、接触率パラメターの冬場の最大値が夏場の最小値の1.2倍に設定
■第6波における致死率・重症化率(旧都基準・新都基準・国基準)・入院率: 第5波と比べて相対的に20%
■「第6波における重症化率・致死率」参照。Composition Effectsとワクチン効果減退Effects等を考慮
■新都基準に関しては、3つのケースを考慮:15%, 20%, 25%
新基準の重症患者数の推定
■ 現段階で新基準の重症患者数の過去の時系列は公表されていないため、以下の手法で推定
1. 東京都モニタリング会議の過去の資料「専門家によるモニタリングコメント・意見 ⑦ー1」より、
■ ① 旧基準の重症患者数
■ 治療が間もなく必要になる可能性が高い状態の患者等
■ ② ネーザルハイフローセラピーを受けている患者
■ ③ それ以外の治療が間もなく必要になる可能性が高い状態の患者等
■ ④ 離脱後の不安定な状態の患者
の時系列データを収集
■ (欠測値は線形補完、2021/12/08 ~ 2021/12/29 のネーザルハイフローは0のため未記入と推測)
2. 「治療を行う予定はないが生命危機にある状態等」の人数は0と仮定
新基準の重症患者数の推定(続)
3. 2/2のデータをもとに、① + ② + ( ③ + ④ )* x = 113 (2/2時点の重症患者数) となるxを求める ⇨ x = 31/70 ≈ 0.443
■ xは「治療がまもなく必要になる患者+離脱後不安定な患者」のうち「特定集中治療室管理料ならびに救命救急入院料を算定する病床に入院する患者」の割合
4. 3で求めたxをもとに過去の値に関して「重症患者数 = ① + ② + ( ③ + ④ ) * x 」と定める