2020.11.02

室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策 #2

研究開発担当

理化学研究所/神戸大学 坪倉 誠

対応するリサーチクエッション

「分野別ガイドラインの進化」のために必要な「室内気流シミュレーション」、「飛沫の見える化」


3.RQ1:気流シミュレーション 大声を出したときの飛沫等の拡散

■大声を出した場合の近距離飛沫・エアロゾル飛散予測(右:23秒後)

歌唱時を想定すると、前方1.5メートル以内の場合は、直径10ミクロン以上の飛沫を多く浴びるため、距離に対する対策を講ずる必要がある。一方、マイクロ飛沫は数メートルにわたって拡散するので、これについて換気の徹底により濃度を薄めてやる対策が必要。

3.RQ1:気流シミュレーション コンサート会場での飛沫等の拡散

■コンサート会場を想定した飛沫・エアロゾル感染リスク評価と対策

■ホール全体の機械換気の性能評価と、観客近辺での近距離飛沫・エアロゾル飛散予測

提供:神戸大・鹿島建設、協力:理研・川崎市

ウイルス汚染されたエアロゾル(赤)でホール内を満たし、外気換気(青)による清浄化を予測。2000人の人やライトによる発熱等も考慮。

ホールに設置された機械換気を適切に作動させることで、10分程度でホール内がほぼ浄化される。ただし舞台そでやホールの隅等、一部換気の悪い場所もあり。機械換気の徹底と共に、空気を澱ませないようサーキュレータ等の併用を。

3.RQ1:気流シミュレーション タクシー内での飛沫等の拡散

■タクシー内での飛沫・エアロゾル感染リスク評価と対策

■空調換気や窓開けによる換気評価と対策、近距離飛沫・エアロゾル飛散予測の評価と対策

提供:理研・神戸大、協力:豊橋技科大・京工繊大・トヨタ自動車

今後、エアコンON/OFF、外部換気の有無、窓開け等により換気促進効果とリスク低減効果の定量評価、さらにはパーティションによるリスク低減効果を調べ、タクシー内での感染リスク低減に向けたガイドラインの策定等に寄与できるデータを提供。