2021.03.16

ワクチン接種の優先順に関するシミュレーション結果 #2

研究開発担当

創価大学情報システム工学科 畝見達夫

対応するリサーチクエッション

「第二波対策」として必要な「感染予測・対策の効果検証」(SIRモデルの代替となるモデルの確立)、「必要な医療リソース(病床・医療物資等)の需要予測と最適配置」


ワクチン接種の人口密度優先に関するシミュレーション結果

令和3年3月15日 創価大学 畝見達夫

  • 各エージェントに居住位置を割り当て、中央ほど人口密度が高くなる設定で、中央に近い個体からワクチン接種を始めた場合と、無作為に接種対象を選んだ場合を比較する。
  • 緊急事態宣言を3月21日に解除し、その後の集会などの頻度が解除時点より、66.7%上昇したと想定。
  • 一般へのワクチン接種を5月1日に1日あたり人口の 0.1, 0.2, 0.4, 0.6% の速度で開始した場合。
  • → 右図で、実線 = 中央優先、破線 = ランダム。
     上側は陽性判明者数、下側は感染者数の推移。

詳細→ http://www.intlab.soka.ac.jp/~unemi/SimEpidemic1/info/simepidemic_sim_vcn7.html

  1. →人口密度に偏りがある場合、密度の高い地域のワクチン接種を優先的に進めることで終息を早める効果が見込める。
  2. 接種の速度が1日あたり人口の 0.1% 程度の場合でも効果は大きい。
  3. 現実には、場所や人などワクチン供給以外の資源の制約による限界も考慮する必要あり。