2021.02.03

体系的検査測定手法の確立 偽陰性患者の検出 #3

研究開発担当

東北大学大学院医学系研究科 赤池孝章

対応するリサーチクエッション

「検査効率化・信頼性向上」に必要な「PCR、抗体検査等の効果的組合せ」


4.体系的検査測定手法の確立 (2)偽陰性患者の検出

新型コロナオミックスAI診断法の開発   感染患者の呼気ウイルス検出 (PCR): 通常呼吸と発声による差異

  • 感染者の通常呼気と比較して、発声検体から高率に、また、時に大量の新型コロナウイルスが検出された。
  • 呼気を用いた無侵襲PCR検査法が、唾液PCR偽陰性患者、および、呼気エアロゾルを介する空気感染経路におけるスーパースプレッダーの検出に有用であることが示された。

(1) 定性的な検討

  • 予備的な検討として、呼気からのウイルス検出を試みた。
  • 新型コロナウイルス感染患者を対象に、呼気凝縮液から新型コロナウイルスの遺伝子をPCRにて検出した。
  • 呼気陽性者の6名すべてにおいて、発声時のサンプルでウイルスが検出された。

(2) 定量的な検討

  • 唾液・発生・深呼吸の各サンプルについて、定量的なPCR解析を行った。
  • 19名の患者について定量的なPCR解析を実施したところ、唾液検体で17例が陽性であった。14例が呼気陽性であったが、深呼吸よりも発声でより沢山のウイルスが検出された。
  • また2例は、唾液検査においてPCR偽陰性であり、呼気PCRにおいてのみウイルスが検出された。