研究開発担当

東京大学大学院工学系研究科 大澤幸生

対応するリサーチクエッション

「第二波対策」として必要な「感染予測・対策の効果検証」(SIRモデルの代替となるモデルの確立)、「必要な医療リソース(病床・医療物資等)の需要予測と最適配置」


実験A: 段階的解除の効果①

緊急事態宣言からの緩和解①:

コミュニティの内部から段階的に戻す。ただし、内部はもともと高頻度なので2段階(2週間)で戻す

実験B: 段階的解除の効果② リアルに近い自粛期間で

緊急事態宣言からの緩和解

①「段階的に」が重要(一気に解除では自粛なしより悲惨)で、②順序はコミュニティ内から解除することで再拡大を遅らせられる。が、なお高いので③第四波を抑えるワクチンと要併用

実験C: 「段階的解除」は十分細やかに

緊急事態宣言からの緩和解②

注意!段階分けが粗いと、SWYCの効果が出にくい可能性

実験D:  感染力が早く喪失するなら、ただ「段階的に」

感染力喪失を早めれられるなら(ワクチンがここに効くならあるいは早期治療が常に可能ならば)、「段階的に」だけでよい。コミュニティ内外の順番の重要度は比較的低い

ワクチン接種戦略シミュレーション

本スライドで、着色部分が上下に比較して顕著に安全性が見られるパターン

解釈:コミュニティからコミュニティへと感染を飛び火させる人への接種を優先することにより、拡大を抑制することができる。

※数字は100日の週ごとの最大(max)および累積(sum)の、各ケースで10試行の最大値と平均値

ワクチン接種戦略シミュレーション②

~ ワクチン接種対象は、SwC戦略で選ぶ ~

何人と出かけるか?また、誰を選ぶか?

シミュレーションの設定(呑む際の隣席は無人とする)

A: 2週間に1回程度会う人(1週に一回以上確率p=0.5)

B: 低頻度で会う人(p=0.1)

とし、各人にとって

Case 0) もとより自粛期間を設けない、以下は自粛期間途中から

Case 1)「A」のうちW人のみ会う確率を維持。他は会う頻度0に

Case 2)「B」のうちW人のみ会う確率を0.5程度とし、他は0に

というシミュレーションを行った

結果:

①もともと会う頻度の高い人と会う方がリスクは低い。よってSwC推奨。ただし 4人未満で出かける場合は大差ない

②4人以上で知らない人と呑む(SwCを外す)呑み方は、特に後からリスク増加