室温20℃における測定結果: 湿度とエアロゾル寿命の関係
・純水を平均粒径5μmにエアロゾル化
・流速0.5m/s, パイプ長1mで実験
・パーティクルカウンタP8-506による測定
・0.2, 0.7, 1.2, 2.2秒経過位置でサンプリング
・測定器内滞留時間を200msと仮定し加算
・湿度20%では1秒以内に大半の粒子が蒸発
・湿度40%以下では2.4秒以内に大半の粒子が蒸発
・湿度60%以上では一転して蒸発による減少がほとんどみられない
・蒸発後はエアロゾルに含まれる不純物コアのみが浮遊すると思われる
室温20℃における測定結果: 湿度と粒径変化の関係
・純水を平均粒径5μmにエアロゾル化
・流速0.5m/s, パイプ長1mで実験
・パーティクルカウンタP8-506による測定
・0.2, 0.7, 1.2, 2.2秒経過位置でサンプリング
・測定器内滞留時間を200msと仮定し加算
・粒径が小さい粒子は湿度とともに残存時間が延びる
・粒径が大きくなるにつれ、低湿度環境では観測数そのものが減る
⇒ 粒径5μm~2.5μmの粒子のサイズが半減する時間は0.4秒よりも短い
一方で、大半の測定ポイントにおいて粒子サイズの分布は2.5μmが最大であり、分布がより小径側にシフトする顕著な傾向は見えていない
新型コロナの拡散
・湿度が50 %を切ると口から出た瞬間から急速に粒径が小さくなり拡散しやすくなる。
・5- 2.5 μmの飛沫は、0.4秒で水分がなくなる。
・感染力は、低い湿度でも維持される。
↓
・空調による暖房は、湿度の急激な低下を招くので空調を利用する期間は、湿度の管理が重要になる。
・50%の湿度の維持が重要。
・拡散しやすくなるので、同時にマスクも重要となる。
・換気が難しい地域は、空気の清浄機が必要である。
まとめ
・空調による暖房は、湿度の急激な低下を招くので空調を利用する期間は、湿度の管理が重要になる。
・50%の湿度の維持が重要。
・拡散しやすくなるので、同時にマスクも重要となる。
・換気が難しい地域は、空気の清浄機が必要である