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医療および検査リソースの最適化シミュレーション ワクチン接種による効果検討 #3
- 公開日
- 2021.03.23
- 機 関
- 株式会社三菱総合研究所
- 提供元
- 芝浦工業大学・電気通信大学
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-
提供:株式会社三菱総合研究所
協力:芝浦工業大学・電気通信大学
(2)ワクチン接種開始後の感染者数予測 ①目的と概要
◼ 2月中旬から医療従事者を対象にワクチン接種が開始されており、ワクチン接種による感染拡大の抑制効果の検討に資するシミュレーションを実施する。
◼ 3/21時点データに基づき、シミュレーション期間は9月末までとし、東京都約1370万人を対象とする。
◼ 同時に検査による隔離等もこれまで通り実施。
◼ ワクチン接種件数の設定:ワクチン対象者は非感染者の中からランダムに抽出
◼ 3月から医療従事者に対する摂取を開始(1日当たり1万件)
◼ 4月から徐々に1日当たりの接種回数を増やす(1日当たり2万件)
◼ 5月から本格的に接種回数を増やして実施することを想定 (1日当たり2/3/5/10万件として実施)
◼ 6月末までに都内高齢者層(310万人)に接種完了予定となっているので、1日当たり4-5万件程度の接種を想定
◼ 緊急事態宣言の解除を3/21として、解除後の活動を
◼ (1)10-11月レベルの感染率 (実行再生産数1.1-1.2程度)
◼ ワクチン接種による効果シナリオを検討。いずれも接種後2週間経過後に効果が出る。
◼ 1回接種で30%に効果があり、2回目(1回目接種3週間後に全員接種)接種で60-95%に効果がある。
提供:三菱総合研究所
協力:芝浦工業大学・電気通信大学
(2)ワクチン接種開始後の感染者数予測 ②東京都 ワクチン接種シナリオ
ワクチン接種件数の設定
⚫ 3月から医療従事者に対する摂取を開始(1日当たり1万件を想定)
⚫ 4月から1日当たりの接種回数を増やす (1日当たり2万件を想定)
⚫ 5月から本格的に一般向けに接種回数を増やすことを想定。
(1日当たりの接種人数を2/3/5/10/15万人として実施)
ワクチン対象者
⚫ 東京都の全人口に対してワクチン対象者をランダムに抽出
⚫ 年代別優先度は考慮していない。
⚫ 2回接種する場合にはワクチン量は2倍必要
全体の傾向
⚫ 集団免疫と言われる70%に達すると収束する。
⚫ 30%を超えると数週間で収束

提供:三菱総合研究所
協力:芝浦工業大学・電気通信大学
(2)ワクチン接種開始後の感染者数予測 1日2万回接種
◼ 11月レベルの感染率として再拡大した場合でも、ワクチン接種2回実施し、1日2万回に接種の場合には効果の違いはあまり差がなく新規陽性者数は700を上回ることはなく、6月末-7月末ピークに収束する。
東京都 感染率 ワクチン2回接で95%に効果

◼ 検査結果が出るまでの日数は3日の場合
◼ 擬陽性は平均1%、偽陰性は平均20%
◼ ワクチンによる感染状況の変化は考慮していない
提供:三菱総合研究所
協力:芝浦工業大学・電気通信大学
(2)ワクチン接種開始後の感染者数予測 1日2万回接種
◼ 11月レベルの感染率として再拡大した場合でも、ワクチン接種2回実施し、1日2万回に接種の場合には効果の違いはあまり差がなく新規陽性者数は700を上回ることはなく、6月末-7月末ピークに収束する。
東京都 感染率 1日2万回接種、ワクチン2回接で異なる効果

◼ 検査結果が出るまでの日数は3日の場合
◼ 擬陽性は平均1%、偽陰性は平均20%
◼ ワクチンによる感染状況の変化は考慮していない
提供:三菱総合研究所
協力:芝浦工業大学・電気通信大学
(2)ワクチン接種開始後の感染者数予測 1日3万回接種
◼ 11月レベルの感染率として再拡大した場合でも、ワクチン接種2回実施し、1日3万回に接種の場合には効果の違いはあまり差がなく新規陽性者数は700を上回ることはなく、6月末-7月末ピークに収束する。
東京都 感染率 1日3万回接種、ワクチン2回接で異なる効果

◼ 検査結果が出るまでの日数は3日の場合
◼ 擬陽性は平均1%、偽陰性は平均20%
◼ ワクチンによる感染状況の変化は考慮していない
提供:三菱総合研究所
協力:芝浦工業大学・電気通信大学
(2)ワクチン接種開始後の感染者数予測 1日5万回接種
◼ 11月レベルの感染率として再拡大した場合でも、ワクチン接種2回実施し、1日5万回に接種の場合には効果の違いはあまり差がなく新規陽性者数は700を上回ることはなく、6月末-7月末ピークに収束する。
東京都 感染率 1日5万回接種、ワクチン2回接で異なる効果

◼ 検査結果が出るまでの日数は3日の場合
◼ 擬陽性は平均1%、偽陰性は平均20%
◼ ワクチンによる感染状況の変化は考慮していない
提供:三菱総合研究所
協力:芝浦工業大学・電気通信大学
(2)ワクチン接種開始後の感染者数予測 1日10万回接種
◼ 11月レベルの感染率として再拡大した場合でも、ワクチン接種2回実施し、1日10万回に接種の場合には効果の違いはあまり差がなく新規陽性者数は700を上回ることはなく、5月末-6月末ピークに収束する。
東京都 感染率 1日10万回接種、ワクチン2回接で異なる効果

◼ 検査結果が出るまでの日数は3日の場合
◼ 擬陽性は平均1%、偽陰性は平均20%
◼ ワクチンによる感染状況の変化は考慮していない
提供:三菱総合研究所
協力:芝浦工業大学・電気通信大学