東京 実効ワクチン効果からの考察~ 2回以上接種者の感染予防効果(未接種者は除く)~
死者数について
前ページのシナリオ③
3/21に蔓延防止措置され、さらに人流/行動が回復(約20%)
に相当するケースでの見積もり。死者数のばらつき大。
今後のワクチン感染予防効果の推移
●新規陽性者数:年度末のため、人流、行動パターンの変化のため、減少がゆるやかになる可能性。
●重症者数:急激に上昇する可能性は低い(ワクチン効果)
●解除を延長した場合でも、集団レベルでのワクチンの感染予防効果の時間変化はほぼない。
※無症状感染者が新規陽性者数の4倍いると仮定
第4-6波における減衰期の実効再生産数(UPDATE)
減衰期:7日間平均値(当日を中央とした前後3日間)がピークとなる日を0日とし、ピーク値の1/10となるまでを減衰期と仮定。
これまでの波と比べて、実効再生算数は1に近い値(0.9あるいはそれ以上)で推移。
減速傾向は見られるものの、高止まりに推移する可能性あり
仮定した世代時間
4,5波:5日、6波:2日
3/21にまん延防止等重点措置が解除された場合の影響(大阪)
今後について
●ワクチン接種が進み、以前と比べて外部環境に影響されにくい状況
●高齢者の接種率が高まり、実効再生算数も低下、死者数・重症者数は減少傾向(再度の医療ひっ迫の可能性は低くなった)
●ワクチン接種が進んでも、年末年始と同様の行動をした場合、感染は拡大する可能性(Vaccination Effectivenessが低下)。
●まん延防止措置を解除する場合、④のシナリオに類する推移を回避する何らかの対策が必要な可能性(会食4人制限の継続)。但し、年末年始の長い休暇と同等を想定しているため、その場合でも相対的に低くなる。
(参考)公開用コード作成 (実行環境Python)
公開用コードとして、新規陽性者予測簡易モデルを作成。今後、順次公開予定。
(参考) 1月中旬以降の分析結果のまとめ
~当時の分析と仮説~