結果1
・2020年3月から2022年3月までの超過自殺は約6,995人
・失業率増加で説明できる増加分は約1,220人
・コロナ危機による追加的自殺者の多くは若い世代
・20代が最多
・20代女性:約985人、20代男性:約690人
・子供の自殺も増加
・20歳未満女性:約250人、20歳未満男性:約80人
・20歳未満女性の超過自殺は2020年秋以降も高い水準で推移。 20歳未満男性の超過自殺は2020年秋以降は低い水準
・高齢者の自殺も増加
・60歳以上(男女合計):約1,600人
結果1:頑健性
※仮定を変更しても同様の結果が得られる場合、頑健性がある分析であると言える。
当分析では性別と年齢を考慮しているが、これらを考慮しなかった場合の試算も行うことで頑健性を確認している。
結果2
・コロナ危機による追加的自殺によって失われた余命年数は、コロナ感染によって失われた余命年数と同じ位
・コロナ自殺によって失われた余命年数
・29.8万年
・25歳の女性(平均余命約63年)の約4,730人分の余命年数に相当
・コロナ感染による直接的な死亡によって失われた余命年数
・31.4万年
・25歳の女性(平均余命約63年)の約4,980人分の余命年数に相当
コロナ禍の超過自殺(男性・女性合計)
2020年3月から2022年4月までの超過自殺は約6,995人